BOOK REVIEW

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三浦 和夫派遣リーダー


これだけは知っておきたい!
 派遣社員のためのリスク管理と上手な働き方

著者:小岩 広宣

 昨秋のリーマン・ショック以降、非正規労働者の雇い止めや中途解除が相次ぎ、厚労省の調査では、5月時点で約20万7000人が失職し、そのうち派遣社員は13万2000人と6割以上に上る。雇用環境が悪化する中、「派遣切り」や「派遣村」が社会問題化し、派遣で働くことのリスクばかりに注目が集まっている。「スーパー派遣」なる言葉を売りにしたドラマの流行は、今では遠い昔の話だ。

 自身も派遣社員の経験があり、現在は社会保険労務士として派遣会社からさまざまな相談を受ける著者は、派遣社員にとって厳しい時代だからこそ、派遣という働き方が持つ本来の意味を見直し、派遣という就労形態が持つリスクに対応しながら働く必要があると説く。

職場の法律は小説より奇なり

著者:小嶌 典明

 職場では正規社員、契約社員、派遣スタッフ、パートなど多様な就業形態が混在し、労働に関する法律、政令、省令は200を超えるという。
 一方、労働法のなかには現場の実態にそぐわない、「奇妙」といわざるをえないものがあり、労働者や人事労務担当者を悩ませている。

 長年、規制改革会議に携わり、国立大学法人において人事労務の現場を経験した著者が、さまざまな労働法の諸問題に鋭くメスを入れ、問題の本質と現実的な対応を探る。

すぐに役立つ!最新版 製造派遣活用バイブル

著者:スタッフサービス・ホールディングス(編集)

 製造現場の外部人材活用には、派遣社員のほかに系列企業による「下請け」や企業間での「請負(委託)」さらに、請負会社の社員が発注者の工場内で作業を請け負う「構内請負(ライン請負)」の形態があり、ひとつの工場内に雇用主や雇用形態も異なるさまざまな労働者が混在している。そこで働く人々には、法律上の問題や労務トラブルも多いと言う。
 本書では、製造派遣の現場から、同社に寄せられた相談を基に、さまざまなトラブル事例に対し、コンプライアンスを踏まえたうえで、納得できる解決策を提供している。
 現場担当者は必読の一冊だ。

非正規雇用ハンドブック

著者:高梨 昌、木村 大樹 編著

 総務省07年「就業構造基本調査」によると、パート、アルバイト、派遣社員などの非正規社員の数は1894万人で、雇用者全体の35.6%におよび、ここ5年間で266万人、5.9ポイント増加した。
 特に伸びが著しい派遣社員は5年間で89万人増加し、2.2倍になった。これは06年に製造業で偽装請負問題が発覚し、請負から派遣へ大規模な意向が行われたことが要因のひとつ。

ハケンは見た!
100社を経験した派遣社員の会社観察記

著者:月澤たかね

 著者は派遣スタッフとして、15年の間に100社以上の会社を渡り歩いた、“ハケンの達人”。幅広い業界で経験した数々のエピソードは、派遣スタッフなら思わずうなずいてしまうようなものばかり。
 「1日だけの事務職の仕事、と言われて仕事に行ったら、1日中、お茶を飲みながらパソコンの前で世間話をしただけだった」といったおかしな体験や外資系企業の裏側、大企業の危うさなど、知らない会社や業界を垣間見るようで面白い。

新版 労働者派遣法の法律実務 上・下

著者:安西 愈

 労働者派遣法に精通している弁護士の著者が、2003年の同法改正に対応するため、旧版の「新・労働者派遣法の法律実務」を大幅に拡充、改定して刊行。