BOOK REVIEW

月刊人材ビジネスで紹介した有益な書籍をご紹介しています。書籍は、amazonで購入することができます。

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三浦 和夫派遣リーダー


雇用再生 戦後最悪の危機からどう脱出するか

著者:山田 久

2008年秋、派遣・請負などの非正規社員から始まり、正規社員にまで広がった急速な雇用悪化の背景は、日本産業の外需依存と自動車依存が強まっていたこと、言わば「日本型モノカルチャー」の脆さがあったと著者は主張する。

幸せの作法 働く女性に贈る61のヒント

著者:坂東 真理子

「女性の品格」「親の品格」が話題となった著者の最新作は、働く女性にぜひ読んでもらいたい。働く女性といっても、バリバリ働く上昇志向OLでも、合コン大好きOLでもない、世の中にたくさんいる、毎日コツコツ働く「ごくふつうのOL」が、等身大の幸せを手に入れるための新しい幸福論をアドバイスしています。

「正社員クビ!」論 雇用ファシズムでサラリーマンがいなくなる

著者:中野 雅至

失業率が過去最悪を記録するなど、雇用状況の悪化に歯止めが掛からない。景気回復の見通しが立たない中、日航や三越などが大規模な人員削減計画を打ち出すなど企業の体力も限界に来ているかもしれない。

本書は、終身雇用制度の崩壊で不安定化が進む「正社員」の雇用実態を明らかにしつつ、中期的な雇用の未来を予想することを目的としている。

未来予測の技法 リスクとチャンスをロジカルに読み解く

著者:武藤 泰明

日本経済はどこへ行く? 的確な未来予測の方法とは

「日本人はお茶と水を買うようになる」「スーパーは魚と肉のトレーを回収するようになる」「1ドルは20世紀末に100円になる」「郵便局は株を売る」―

本書では早稲田大学教授であり、経済予測に詳しい筆者が、予測のプロセスや方法を解説する。

なぜ雇用格差はなくならないのか

著者:小林 良暢

 製造業を中心に「派遣切り」と呼ばれる急激な人員削減が行われ、多くの非正規社員が仕事を失った。著者は、これらの「非正規リストラ」は非正規社員と正社員の間に埋めがたい格差があり、それが固定化されていることを浮かび上がらせたと指摘。
 そうした事態に至った日本の雇用制度の変遷をたどりながら、非正規社員と正社員の間に立ちはだかる「壁」の正体を明らかにする。

 本書は全9章で構成されており、1〜3章は「非正規リストラ」などの雇用問題が引き起こされた背景や、それらを裏付ける各種調査を基に問題解決のための方法論を提示。

新しい労働社会―雇用システムの再構築へ

著者:濱口 桂一郎 

 「名ばかり管理職」「ホワイトカラーエグゼンプション」「派遣切り」など、労働にまつわるさまざまな問題がマスコミを賑わし、社会問題となっている。しかし、そこでの論議はステレオタイプな規制緩和論と規制強化論で二極化されてしまい、本質にまで立ち入っていないと著者は主張する。

 本書では歴史的な背景やEUとの比較を交えながら、労働に関する諸問題の根源を探る。

業務請負の適正管理

著者:木村 大樹  
業務請負の適正管理

 昨年秋からの世界同時不況により、雇用調整を余儀なくされる中で、いわゆる「派遣切り」が大量に行われ、派遣元は対象になった派遣労働者の新たな就業先を確保できず、解雇せざるを得なかったことから、派遣の不安定雇用が浮き彫りとなり、批判が高まった。
 このような状況で、メーカーでは製造のアウトソーシングの活用として、再び業務請負を活用する動きが強まり、「偽装請負」の問題を再燃させることなく、適正に実施することが重要になってきている。

 本書では、製造業の業務請負を適正に実施し、管理するために必要な知識を全14章で構成している。一気に冷え込んだ日本の製造業を活性化させるためにも、アウトソーシング企業や活用メーカーにとって必要不可欠な1冊と言えそうだ。

進化する日本の食
農・漁業から食卓まで

著者:共同通信社・編  
進化する日本の食
農・漁業から食卓まで

 本書では、日本全国から、さまざまな「食」をめぐる現場の声を紹介。
 たとえば「こんにゃく」という食材。一世帯当たりの消費量が10年前と比べて67%に落ち込み、家庭の食卓にのぼることは減少したものの、ゼリーやパン、化粧品などの「添加物」として新たに注目を集めている。

 本書は、08年1-12月に共同通信から配信された連載「食再発見 変化のかたち」をまとめたもの。「時代とともに変化した、人にとって欠かすことのできない食の背景を探ることで、現代社会が秘めた問題をあぶり出すことができる」と主張している。

事例で解説 ここが困った外国人雇用

著者:前田 修身監修 櫻井 泰紀執筆代表

厚労省のまとめでは、外国人を雇用している事業所は08年10月末時点で7万6811事業所あり、労働者数は48万6398人にのぼる。
 本書は、外国人の入国在留手続きなどを専門に扱う行政書士が集まり、これまでの業務で経験した「生の情報」を基に、外国人雇用のポイントとトラブル事例をわかりやすくまとめたもの

あたりまえだけどなかなかできない
33歳からのルール

著者:小倉 広

 「33歳」は大学を卒業して10年経つ節目の年齢。仕事や家庭、生き方を見直す時期に差し掛かり、大きく変化させるチャンスでもある。
 「仕事」「習慣」「上司・部下」「人づきあい」「衣食住」「遊び」「金」・・・

 本書で提示される、ビジネスやプライベートにまつわる100のルールは、「ルール」といっても決して押し付けがましいものではない。そう感じられるのは、文章からにじみ出る筆者の人柄とスマートな筆致のせいだろう。